コツコツ読書ブログ

30代の男がおもに実用書やエッセイを紹介しています。

【感想】秋葉原事件 加藤智大の軌跡(著:中島岳志)

(この記事はプロモーションを含んでいます)

今回ご紹介するのは、中島岳志さんの「秋葉原事件 加藤智大の軌跡」です。

秋葉原事件 加藤智大の軌跡(著:中島岳志

 

〇こんな人にオススメ

・人付き合いでトラブルがあるとすぐに関係を切ってしまう。

・居場所がなくて孤立感に苦しんでいる。

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

秋葉原事件 加藤智大の軌跡」の基本情報

ISBN:9784022617668
発売日:2013年6月7日
A6判並製  280ページ 

死者7人、負傷者10人を出した無差別殺傷事件から丸5年――

なぜあのような事件が起きなければならなかったのか?

友達がいるのに、なぜ孤独だったのか?

加害者・加藤智大の人生と足跡を丁寧に辿ることで、現代社会の問題をあぶり出すノンフィクション!

秋葉原事件 加藤智大の軌跡」を読もうと思ったわけ

以前加藤死刑囚の手記を読んだとき、彼には友達がいるのになぜ孤独感を覚えるのだろうと引っかかりました。

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考えてみると、僕も自分の本音をさらけ出せない性格で、彼と似ています。

表面的なやり取りをしても余計虚しくなるという気持ちも少し分かります。

彼に自分の中の危うさを重ねてしまい、事件のことをもっと知りたいと思いました。

秋葉原事件 加藤智大の軌跡」の内容紹介

居場所を見つけろといっても、そんな場所はどこにあるのか。(P.231)

という言葉が印象的でした。

加藤死刑囚は職場のある先輩に心を開いていましたが、無断で職場を辞めてしまいました。

せっかく本音でぶつかれる相手を見つけられたのになぜ?という気持ちになりました。

僕の想像だと、加藤死刑囚も彼とつながりたいと思いながらも、どうやってつながればいいのか分からず悩んでいたのかなと。

つながりたいけど拒絶してしまう気持ちが強くて、関係を切るしかなかったのかなと思いました。

秋葉原事件 加藤智大の軌跡」で学んだこと

誰かと一緒にいることと、心から繋がっていることはイコールではない。

集団の中の孤独について深く考えさせられました。

表面的なつながり(友達の数、フォロワー数)にとらわれず、自分が本当に大事だと思う関係性を築こうと学びました。

秋葉原事件 加藤智大の軌跡」のまとめ

”人との本当のつながりってなんだろう”

と考えるきっかけになりました。

事件の背景を知るうえで貴重な本だと思います。

 

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【感想】解 (サイコ・クリティーク 17)(著:加藤智大)

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今回ご紹介するのは、「解 (サイコ・クリティーク 17)」です。

著者は秋葉原通り魔事件の犯人、加藤智大死刑囚です。

解 (サイコ・クリティーク 17)(著:加藤智大)

 

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

解 (サイコ・クリティーク 17)の基本情報

出版社 ‏ : 批評社 (2012/7/1)
発売日 ‏ : 2012/7/1
単行本 ‏ : 170ページ
ISBN-10 ‏ : 4826505590

2008年6月、秋葉原で起こった無差別殺傷事件は、7人の死者と10人の負傷者を出した。

この事件から4年を経た今年の9月12日、東京高等裁判所は容疑者の加藤智大に対して死刑を言い渡した。

この判決に先行し、今年7月、加藤智大が執筆した手記『解』(批評社)が刊行された。

これまでの生い立ちから、事件に至るまでの経緯、そして、事件を起こしてから考えたこと……。

本書の筆致からは、事件に対して驚くほど真摯に向き合った容疑者の姿が浮かび上がってくる。

事件から4年を経て、私たちは加藤智大の手記から、何を読み取ることができるのだろうか?

解 (サイコ・クリティーク 17)を読もうと思ったわけ

以前”生ける屍の結末――「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相(著:渡邊博史)”を読んだとき、犯人が加藤死刑囚の本を読んだと書かれていました。

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黒子のバスケ事件と、秋葉原無差別殺傷事件にはどんな共通点があるのだろう。

それが気になってこの本を読みました。

痛ましい事件を繰り返さないために、自分自身を見つめ直す意味もありました。

解 (サイコ・クリティーク 17)の内容紹介

誰かが私に対して、私の価値観で間違ったことをしてくると、私は怒りました。

今考えると私も悪いのですが、当時はそうは考えていません。

相手が100%悪いと考えています。

相手が何を言ってきても全く耳を貸さず、時には力ずくで黙らせましたから、私は天下の嫌われ者になりましたが、そのことすら、どうして自分が悪いくせに私を悪者にするのか、と不快に思っていました。

私が親に対して自分が全て悪いと考えて対応していたように、私から攻撃された相手も自分が全て悪いと考えて対応してくれるものと思っていたからです。(P.66)

様々な問題点からフラグが立ってきても、最後に「思いとどまる理由が無い」というフラグが立たなければ実行はされませんから、思いとどまる理由を用意しておくことが、対策になるはずです。

私は、社会との接点を確保しておくことで思いとどまる理由も確保しておき、そこに逃げられるようにしておくことが、似たような事件を防ぐ対策になる、という結論に達しました。

もっと簡単な言葉にすれば、「まあいいや。それより〇〇しよう」と思える「〇〇」をたくさん集めておく、ということです。(P.152)

解 (サイコ・クリティーク 17)で学んだこと

犯人は母親から不適切な教育を受けた影響で、自分の気持ちを言葉にして伝えることが苦手だと感じました。

暴力を振るったり、相手がすべて分かってくれるだろうと期待しすぎる傾向があるようでした。

コミュニケーション能力の欠如と、常に誰かと繋がっていないと孤立感を覚えてしまう依存的な性格。

この2点が事件の大きな原因だったのかなと思います。

言葉にせずともわかってくれるだろうと思わず、自分の気持ちをきちんと口にすることが大切だと感じました。

解 (サイコ・クリティーク 17)のまとめ

「事件を防ぐためにどうすればよかったのか?」

犯人が語る言葉にはまっとうな部分もあり、それが考えられるならなぜ事件を起こしてしまったのだろうと思ってしまいました。

事件を他人事にせず、自分ならどうするだろうと考える必要性を感じました。

寂しさや孤立感で苦しんでいる人に読んでほしい本です。

 

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【ネタバレあり】生ける屍の結末――「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相(著:渡邊博史)

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今回ご紹介するのは、『生ける屍の結末――「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相』です。

生ける屍の結末――「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相(著:渡邊博史)

 

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「生ける屍の結末」の基本情報

出版社 ‏ : 創出版; 四六判版
発売日 ‏ : 2014/10/2
単行本 ‏ : 336ページ
ISBN-10 ‏ : 4904795326

ついに明らかになった「黒子のバスケ」脅迫事件の真相!

8月21日に実刑判決の出た「黒子のバスケ」脅迫事件の渡邊博史被告が獄中で書き下ろした衝撃手記。

自らを「無敵の人」と称し、幼少からのいじめや虐待を告発するなどして大きな社会問題になった渡邊被告だが、起訴内容は全面的に認めたため、裁判では事件の経緯や真相についてはほとんど語られなかった。

1年余にわたって繰り広げた犯行の詳細や事件の真相は、今この本によって初めて明らかにされる。

「生ける屍の結末」を読もうと思ったわけ

僕は「黒子のバスケ」が好きで、漫画・アニメもよく視聴していました。

好きすぎて主演声優が出るイベントにも行きました。

当然「黒子のバスケ」脅迫事件も知っていましたが、犯人が手記を出していたことは知らず、読んでみようと思いました。

「生ける屍の結末」の内容紹介

自分は「黒子のバスケ」の作者氏の成功が羨ましかったのではないのです。

この世の大多数を占める「夢を持って努力ができた普通の人たち」が羨ましかったのです。(略)

自分は「夢を持って努力ができた普通の人たち」の代表として「黒子のバスケ」の作者氏を標的にしたのです。(P.266)

自分は両親から「生きる力」を授けてはもらえませんでした。

そのせいで自分の意思を持つことができず負け組にすらなれませんでした。

自分は全ての日本人から見下されてもいなければ、見えない手錠がはめられてもいませんでした。

これが大いなる錯覚だったと気がついた時には、自分は留置所にいました。

自分は全ての日本人から見下される存在に堕ちており、 本物の手錠をはめられる立場になっていました。

おかしな思い込みがなければ「ヒロフミ」ではなく渡邊博史として所与の条件下で全力で生きれたと思います。(P.308)

「生ける屍の結末」で学んだこと

犯人は幼少期に親や教師から日常的な虐待を受けており、そこに関しては本当に気の毒だと思いました。

犯人はたくさんの人に迷惑をかけましたが、殺人はしませんでした。

そこで踏みとどまることができたのは、彼の良心だと信じたいです。

その後捕まったことで自分の認知の歪みに気づき、生き直すことができていてすごいなと思いました。

人間は変わることができるんだなと、希望を感じられました。

彼ほどではないですが、僕も親から虐待を受けて育ちました。

そして自分はどうせダメだと思って無気力になり、身動きがとれなくなったことも多々ありました。

犯人が使っていた「負け組」という言葉は、自分でサイコロを振れなかった無念さだと思います。

サイコロをふって思うような目が出なければまだ納得もできますが、そもそもサイコロを振る権利すら与えられなった。

でも彼の人生はまだまだ取り返しがつくし、これからいくらでもサイコロが振れます。

出所後も自殺はせず、彼には生きてほしいと強く思います。

「生ける屍の結末」のまとめ

幼少期に虐待を受け、大人になっても生きづらさを抱えている人に読んでほしいです。

周囲からすりこまれた悲観的な認知の歪みに気づくことで、自分を解放できるかもしれません。

傷ついても傷つけても、人は変わることができると学べる本です。

 

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【エッセイ感想】一旦書かせて頂きます (著:オズワルド伊藤俊介)

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今回ご紹介するのは、「一旦書かせて頂きます (著:伊藤俊介)」です。

一旦書かせて頂きます (著:伊藤俊介)

 

伊藤さんは人気お笑いコンビ・オズワルドのツッコミで、俳優の伊藤沙莉さんのお兄さんでもあります。

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「一旦書かせて頂きます」の基本情報

発売日:2023年04月03日

判型:四六判

商品形態:単行本

ページ数:240

ISBN:9784048975650

ダ・ヴィンチWEBでの連載+書き下ろしを収録したオズワルド伊藤の初書籍

お笑い芸人・オズワルドのツッコミ担当で女優・伊藤沙莉を妹にもつことでも知られる伊藤俊介。

コロナ禍でライブ活動が制限される中、カズレーザーの言葉をきっかけにnoteでの執筆を開始。

それを機にスタートした本人執筆のダ・ヴィンチWEB連載「一旦書かせて頂きます」はこれまでに30回以上を配信し人気を集めている。

コンビとして参戦した「M-1グランプリ」2022年大会では、敗者復活戦から見事に勝ち上がったものの最終決戦の3組には残れなかった。

M-1グランプリを終えた伊藤のリアルな気持ちをつづったエッセイも収録する。

ほか、相方・畠中悠について、家族についての書き下ろし、伊藤が恩師と語る山田ナビスコ(構成作家)との酒を交わしながらの本気対談なども掲載。

「一旦書かせて頂きます」を読もうと思ったわけ

もともとお笑い芸人さんのエッセイが好きでよく読んでいるので、気になって手に取りました。

個人的に伊藤さんはミステリアスなイメージがあって、どんな文章を書くのかなと楽しみだったんです。

「一旦書かせて頂きます」の内容紹介

特に面白かったエピソードは、以下のものです。

・伊藤さんが妹さんにプリンを買ってきたが、妹さんがなかなか食べずに賞味期限切れに。

結局伊藤さんがプリンを食べてお腹を壊した話。

M-1に出場した際に、疎遠になっていた元相方からメッセージをもらった話。

M-1で錦鯉さんに敗れたときの心境について。

悔しさもあるなかで、錦鯉のまさのりさんを称え、

漫才でも負けたが、人生においても、気持ちのいいくらいの完敗だと思った。(P.220) 

と言える伊藤さんがとてもかっこよかったです。

伊藤さんのM-1への愛(執念)がすさまじく、次は絶対に優勝してほしいと思いました。

「一旦書かせて頂きます」で学んだこと

伊藤さんはお笑いをとてもリスペクトしていて、かっこいいなと思いました。

妹さんへのコンプレックスを乗り越えて、芸人としてもっと売れようと頑張る姿に共感できました。

「一旦書かせて頂きます」のまとめ

伊藤さんはまえがきで、「この本は話を聞く感覚で読んでほしい」と書いています。

その言葉通りラジオを聞いているような感じで、スラスラと読めました!

笑い話あり、泣ける話あり、妹さんとのエピソードもあり…。

沈んだ気持ちをリフレッシュしたいときにオススメです。

 

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【DV夫・毒父に読ませたい漫画No1】99%離婚 モラハラ夫は変わるのか(著:龍たまこ、中川瑛 )の感想※ネタバレ注意

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今回ご紹介するのは、「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」(漫画・龍たまこ、原作・中川瑛)です。

「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」の基本情報

出版社 ‏ : KADOKAWA 
発売日 ‏ : 2022/12/26
単行本 ‏ : 192ページ
ISBN-10 ‏ : 404681764X

モラハラ夫とは別れるしかない?

変わりたいともがく、一組の夫婦の物語

「おれは仕事も家庭もうまくやっている」エリート会社員・翔がある日帰宅すると、家の中は真っ暗だった。

「どういうことだ?」この時すでに、【99%離婚】という状況になっていたことに、彼は全く気付いていなかった。

一方、「お前ってホント無能だよね。よかったね 専業主婦になれて」

「ベッドで癒してくれない? じゃあもう風俗に行けってことだな」

「なにその服? もう少し体型戻さないと似合わなくない?(笑)」…

夫の機嫌を絶えず伺い、傷ついてばかりできた妻・彩。

自分がモラハラ被害者と気づいた彼女は、娘を連れて家を出ていた―。

モラハラ夫は変わらない」世間ではそう言われています。

これは、変わりたいと必死でもがく、一組の夫婦の物語です。

「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」を読もうと思ったわけ

先日同居している両親がささいなことで口論になり、父が怒鳴り散らしました。

僕は子どもの頃から父に度重なる暴力・暴言を受けて育ち、それが今の生きづらさにもつながっています。

今回のことで父は変わらないんだなと痛感し、僕は父を一生許さないと決めました。

でもなんで父は変わらないのか、その理由を知りたかった。

そして僕は絶対に父のようにはならないぞと思いたかったのです。

「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」の内容紹介

確かに俺は仕事には打ち込んだよ。

俺が稼いで一家を支えてるっていう気持ちも強かった。

でもさそれって裏を返せば「仕事さえしてれば他は何もしなくていい」って思ってたってことで。(略)

いっぱい旅行も行ったよ外食だって、家族サービスだと思ってさ。

だけど後から女房に言われたよ。

そんなの全部あなたの自己満足。

行きたくもない旅行に連れて行かれて「幸せ家族ごっこ」に付き合わされるのはもう勘弁だってね…(p.56)

言い換えると、女性は自分がやっていることが加害だと自覚しやすいのに対して、男性は自分がやっていることが加害だと自覚しづらいということです。(P.58)

それは、できるだけ早い段階で被害者の方々の当事者団体やピアグループ、支援団体などにアクセスすることが重要だということです。(略)

加害者の変容を支援する義務も責任も、被害者の方には無い。このことはいくら強調しても足りません。(略)

繰り返しになりますが、まずご自身の安全を第一にお考えください。(P.60)

それに加えて「子育てには両親が揃っている方がいい」といった考えも根深く残っています。

実際には、モラハラ・DV加害者の多くは家庭での被害を受けた経験がありますから「両親が揃っていることが大事」なのではなく、「加害をしない人、ケアができる人が周りにいることが大事」という方が適切だと個人的には考えます。(P.83)

優しかった奥さんの優しさを奪ったのは誰ですか?

無自覚にモラハラを続けて元々優しかった奥さんの優しさを奪ったのは… Nさんじゃないんでしょうか。(P.104)

単に「ごめんなさい」すればいいってもんじゃないんです、謝るっていうのは…。

相手の傷つきを認め自分が何故そんなことをしてしまったのかを説明すること、自分がやったことがどんなふうに相手を傷つけてしまったのか、相手の視点から考えるということ。(P.110)

彩の愚痴や悩みをまともに聞けたためしはなく、勝手に腹を立て勝手に傷ついていた。

助けを求める彩にイライラして全く直視できなかった。

そこに俺が見えたからだ。

不安そうな心細そうな顔をした俺の顔が。

不安げな顔をした自分など到底認められなかった。

そんな自分を誰にも見られたくなかった、それを見られたらおしまいだと思っていた。(P.164)

人はケアされることで人をケアするエネルギーが湧いてきます。

つまりそれは一方がケアを続けてもそれが返ってこなければいつかケアする力は枯渇するということ。

加害者はケアを返さないことでパートナーのケアする能力を奪ってしまうのです。(P.166)

俺は家族なんだからケアする必要なんてないと思っていた。

仕事で疲れてるのになんで家の中でまで気遣いをしなきゃならないんだ、と。

でもその一方で「自分のケアは当然にされるべき」だと矛盾した考えを持っていた。

(一方的にケアされて許されるのは赤ちゃんだけです。

つまり加害者は大きな赤ちゃんと言っても過言ではありません。)(略)

いつもニコニコと俺専属のお世話係でいてほしかった。(略)

なんて強烈な甘えだったんだろう。(P.167) 

「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」で学んだこと

この漫画は加害者側の男性の心理がとてもリアルに描かれています。

特に主人公(夫)がカッとなって怒り出すシーンは、自分の父親とまるきり同じで、共感しまくりでした。

モラハラの一番の問題点は、加害者側にパートナーを傷つけた自覚がないことです。

加害者は自分の中の男らしさにとらわれていて、それが傷つけられたと感じると勝手に暴れ出す。

それを正当防衛のように捉えているのが、本当にかっこ悪いなと思いました。

この本を読んでも僕はモラハラをする人間は基本的に変わらないと思います。

ただ加害者が100人いれば、1人くらいは変わる人もいるのかもしれない。

そう信じたい気持ちにはなりました。

でもうちの父親はその1%には絶対入らないと思います。

それがすごくもどかしくて、悔しいです。

「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」のまとめ

この本はDV夫・毒父に読ませたい漫画No1です。

男性がいかに無意識にDVを行っているのか。

DVがどれだけパートナーの尊厳を奪っているのか。

加害者はなぜDVを起こすのか。

それらがとても深く描かれていて、世の中の男性すべてに読んでほしいくらいです。

漫画の存在がパートナーに見つかると危ないと思う人は、電子版をオススメします。

 

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【感想・レビュー】まなの本棚(著:芦田愛菜)

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今回ご紹介するのは、芦田愛菜さんの「まなの本棚」です。

 

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本で学んだこと

・まとめ

「まなの本棚」の基本情報

発売日 2019.07.18
判型/頁4-6/240頁
ISBN 9784093887007

運命の1冊に出逢うためのヒントに!

「本の出逢いは人との出逢いと同じ」

年間100冊以上も読み、本について語り出したら止まらない芦田愛菜が本当は教えたくない“秘密の約100冊”をご紹介。

世代を超えて全ての人が手に取ってみたくなる

考える力をつけたい親御さんと子供たちにも必読の書です。

Q 本の魅力にとりつかれた初めての1冊は?
Q 一体、いつ読んでいるの?
Q どんなジャンルの本を読むの?
Q 本を好きになるにはどうしたらいい?
Q 好きな登場人物は?

スペシャル対談

山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所所長 教授)
辻村深月さん(作家) も収録!

「まなの本棚」を読もうと思ったわけ

最近テレビ番組やCMで見ない日はない芦田さん。

芦田さんの優しく知的な人柄が好印象で、親戚の子どもくらいの距離感で応援しています。

以前から芦田さんが読書好きとは知っていましたが、どんな本が好きなのか知りたくて読んでみました。

「まなの本棚」で学んだこと

芦田さんは古典小説や海外ミステリ、科学の図鑑など、幅広いジャンルの本を読まれていて驚きました。

おすすめ本の紹介もよくできた読書感想文のようで、芦田さんの真面目な人柄が伝わってきました。

僕は芦田さんより年齢が一回り上ですが、僕が中学生の頃に読んでいた本もオススメしてくれていて、うれしかったです。

森絵都さんの「DIVE!!」やあさのあつこさんの「バッテリー」などなど…。

世代が違っても本でつながることはできるんですね。

また敬愛する辻村深月先生との対談もあり、芦田さんの先生愛がすごかったです。

文章から芦田さんのうれしそうな姿が想像できました(笑)。

「まなの本棚」のまとめ

芦田さんはとにかく真面目で、知的好奇心が旺盛な人です。

一言でいえば「いい子」です(読む前から分かっていたけど…)。

僕も子どもの頃、真面目でいい子とよく言われていました。

でも当時はつまらないと思われているようで、あまりいい気がしなかった。

でも大人になった今、真面目やいい子って誉め言葉だなと思うようになりました。

なので芦田さんも今の性格のまま、もっと素敵な俳優さんになってほしいです。

 

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【感想】家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像

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今回ご紹介するのは、インベカヲリ★さんの「家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像」です。

以下ネタバレありなのでご注意下さい。

家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像(著:インベカヲリ★)

 

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「家族不適応殺」の基本情報

発売日:2021年09月29日

判型:四六判

商品形態:単行本

ページ数:296

ISBN:9784041109434

新幹線無差別殺傷事件。
理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕のルポ!
国家に親代わりを求めた男。
法廷で無期懲役に万歳三唱をし、殺人犯なのに刑務所で生存権を主張し続ける犯人・小島一朗。
誰も踏み込まなかったその内面に、異端の写真家が迫る。
全真相解明、驚愕の事件ルポ!
犯人はいったい何者なのか?

【目次】
序章 鞘─―刑務所に入る夢を叶えた男 
第一章 心――写真家が人殺しに興味を持つ理由
第二章 偏―─歩み寄る難しさ
第三章 記―─「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」の真相
第四章 凶―─餓死することを止め、生きる選択をした
第五章 会―─アクリル板越しの作り笑顔
第六章 家―─浮かび上がるいい子
第七章 迷―─食い違う家族の言い分
第八章 裁―─真実が語られない虚無な裁判
第九章 答――刑務所でしか手に入らないもの─
第十章 辿―─犯行時のシミュレーションから感じること─
最終章 刑―─自傷行為を通して得られる愛

あとがき

「家族不適応殺」を読もうと思ったわけ

「家族不適応殺」というタイトルに興味を持ちました。

重大事件の背景にどんな家庭事情があったのか、知りたいと思ったのが理由です。

「家族不適応殺」の内容紹介

犯人が事件を起こした理由

彼にとって、法律を厳守する刑務所こそが自分を確実に守ってくれる母であり、家庭だった。

そこにいれば、助けてくれて当たり前、かまってくれて当たり前、生かしてくれて当たり前。

自分はこの世に必要な人間なのか、生きていてもいい存在なのか。

彼にとって、それを確認できる場所は、刑務所のシステム以外になかったのである。(P.285)

犯人の小島は幼少期に家族から虐待を受けており、家が安全な居場所ではありませんでした。

幼少期に得られなかった愛情を刑務所に求め、身勝手な犯行に走ったのではないか。

著者は本の最後でそう結論づけています。

「家族不適応殺」で学んだこと

犯人のやったことは絶対に許されませんが、犯人の成育歴には同情すべき点もあると思いました。

仕事熱心な母親が犯人が愛情を求めて問題行動を起こしていると気がつかない部分に、少し鈍さを感じました。

僕も思春期の頃に母親に素直になれず、思っていることと真逆の言葉を言ってしまったことがあります。

しかし母は僕の言葉をそのままに受け取り、僕は「いやそうじゃないんだよ!(気づいてくれ)」と内心やきもきした覚えがあります。

まあ素直に伝えなかった僕が悪かったんですが…。

この本を読んで男性の求める母性(愛情)と、女性のそれに認識のずれがあるように感じました。

男性はやや屈折していて愛情を試したりするけど、女性はもっとストレートというか。

そこが親子関係の難しさなのかなと考えました。

「家族不適応殺」のまとめ

判決では事件の真実はほぼ明らかにならなかったので、この手記が事件を紐解く唯一の資料だと思います。

犯行現場の話がかなり生々しかったので、読まれる方はご注意ください。

 

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