コツコツ読書ブログ

30代の男がおもに実用書やエッセイを紹介しています。

地元の本屋を守ろうと頑張ったが閉店… これから本屋はどうなる?

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先日地元でよく通っていた本屋が閉店した。

突然のことでショックだったし、閉店した今もまだ信じられない気持ちだ。

僕なりに書店を守るためにできることはしているつもりだった。

欲しい本があればネット通販では買わず、店舗に電話して取り寄せてもらうなど、意識的に実店舗で本を買うようにしていた。

しかし最近は本代も高く(というか物価が全体的に高く)、気軽に本を買えなくなった。

金券ショップで図書カードを買ったり、ポイントを使ったりして、節約しながら買っていた。

今はYouTubeなど無料で楽しめる娯楽が溢れているし、お金を払うハードルが以前に比べてかなり上がっていると感じる。

割高で最後まで読んでみないと面白いか分からない本を買うのは、リスキーとみなされても仕方ない。

本が好きな自分でもそう思うのだから、一般の方はますます本を読まなくなるだろう。

それも時代の流れだと理解しつつ、このままでいいのかなという憤りと悲しみ。

色々な思いがないまぜになっている。

ーーーーーーーーーーーーーー

閉店するお店に感謝の気持ちを伝えるため、文庫本を2冊買った。

お店のブックカバーをもらえるのもこれが最後かと思うと切なかった。

昔は店員さんがブックカバーをつけてくれていたが、最後は自分でカバーを持ち帰り、自分でつける方式になっていた。

お店の人につけてもらう瞬間の特別感が好きだったのになあ…。

やってもらうのが当然とは思わないけど、合理化の波によって本を巡る文化が消えたのを痛感して悲しくなった。

今のところ近くに他の書店もあるので、まだなんとか本が身近にある状態。

しかし3・5年後もお店があり続けると思えるほど楽観的でもない。

これから本屋はどうなるんだろうという不安が強い。

自分なりに地元の本屋を守ろうと頑張ったけど、残念な結果になったこと。

まだ気持ちの整理がついていないけど、思い出は消えない。

これまで本当にありがとう。

さようなら。

 

●お店で最後に買った本

 

【感想】50歳からの性教育(著:村瀬幸浩,髙橋怜奈,宋 美玄,太田啓子,松岡宗嗣,斉藤章佳,田嶋陽子)

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この本はこんな方にオススメです。

性教育の知識をアップデートしたい大人の方(年齢関係なく)。

・夫婦関係やセックスに悩みがある方。

50歳からの性教育(著:村瀬幸浩,髙橋怜奈,宋 美玄,太田啓子,松岡宗嗣,斉藤章佳,田嶋陽子

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「50歳からの性教育」の基本情報

出版社 河出書房新社

新書 新書 ● 208ページ
ISBN:978-4-309-63163-9 ● Cコード:0136
発売日:2023.04.26

人生の折り返し地点でもう一度「性」を学び直す!

暮らしと人間関係をよりよくしたい50代のための「性教育」とは?

第一線で活躍する専門家たちによる性の特別授業、始まります!

かつて、学校教育において性教育は忌避され続けてきた。

性教育を受けないまま大人になった50代前後の世代の人たちは、多様化する現代社会のなかで岐路に立たされている。

古い価値観を引きずったままでは生き残れない時代だ。

加齢や病気などで健康状態の変化が気になる世代こそ、もう一度性について学び、人生の歓びを味わうことが大切だ。

100歳人生を充実させたい大人のための性教育

【本書の主な内容】
第1講「更年期」~誰もが通るその時期の過ごし方~
講師・髙橋怜奈
更年期で将来が変わらないために/更年期=ネガティブなイメージ/治療で不調を避けられる可能性/子宮を神秘化することの弊害

第2講「セックス」~思い込みを手放して仕切り直す~
講師・宋美玄
男性の誤解と、女性の知識不足/ セックスの「思い込み」を捨てよう/ 男性器中心主義セックスからの卒業/いつもフルコースでなくていい/オーガズムへのこだわりは禁物!/「濡れない」への多様なアプローチ

第3講「パートナーシップ」~相手への尊重と傾聴~
講師・太田啓子
円満な関係のために手放すべきもの/ 妻は夫を「立てる」べき?/不機嫌で人を動かす夫たち/50代で離婚を決意する理由/DVが始まるタイミング

第4講「性的指向性自認」~LGBTQを知っていいますか?~
講師・松岡宗嗣
想像力の欠如が差別につながる/同性愛は「病気」ではない/多様な性のあり方を知ることから/自治体で導入されるパートナーシップ

第5講「性暴力」~加害者にならないために~
講師・斉藤章佳
加害者は「モンスター」ではない/性加害をする本当の理由/相手が女性だと態度を変える心理/大人は何を学び直せばいいのか

第6講「ジェンダー」~“らしさ”を問い直す~
講師・村瀬幸浩×田嶋陽子
教科書にクリトリスが描かれない国/男たちはペニス信仰から解放されたか?/男と女がそれでも結婚したい理由/50歳、これからをどう生きるか

「50歳からの性教育」を読もうと思ったわけ

1つ目の理由は最近メディアで性教育の重要性を見聞きするようになったからです。

僕は独身で彼女もいないので、これまでは”関係なくね?”と他人事でした。

でもパートナーがいるいないに関わらず、自分事として捉えた方がいいのかなと思うようになりました。

2つ目は今60歳になる両親を見ていて、こうはなりたくないと思ったからです。

今年父親は仕事を定年退職しましたが、自分の好きなことばかりしています。

妻(僕の母)はまだ働いていますが、父は家事をして労わろうともしません。

父にはパートナー(女)を下に見る意識があり、その根底には性教育の欠如があると僕は感じました。

父は自分が不勉強だという意識すらなく、本当にかわいそうだなと思います。

自分は父のようにはなりたくない、正しい知識や心構えを知りたいと思い、この本を読んでみました。

「50歳からの性教育」の内容紹介

これだけ性器のサイズと、挿入時間が取り沙汰されるのは、セックスを男性器中心に考えていることの表れでもあります。

挿入こそがセックスで、それは射精で締めくくられるというイメージは男性だけでなく、実は女性にも広く共有されているのではないかと思います。(略)

「いつまでも元気でいなければならない」という思い込みを、男性が早々に捨てたほうがいいのは、これは裏を返せば「元気でなければセックスできない」ということになるからです。(P.55)

自分のことを自分でできるという「自立」と「他者へのケア」は別ものなのだと感じさせられます。

自立さえできればいいというわけではなく、ケアが必要な存在へのケアを主体的にやるという意識を、性別問わず(特にいまあまりそう言われない男の子に)持たせないといけないと思います。(P.84)

「ケアの欠如」は実は暴力なのです。(P.95)

聞いて、言葉で伝える。

これはパートナーとの関係性を変えるだけでなく、子どもとの関係性も変え、交友関係にも変化をもたらすでしょう。(P.101)

男のなかにあるペニス信仰と、『俺は男だ!』みたいな部分と、女性を「穴」と「袋」としか見ない部分と、これから男たちはどう闘っていくのか、男も女も自分のなかの内面化された男文化と向き合ってはじめて、そこから、新しい女と男との関係が始まるんじゃないかと思います。(P.167)

「50歳からの性教育」で学んだこと

僕はセックスの経験がないので、昔より性機能が衰えたなという感覚はありません。

でも今後自分も勃起しなくなったり、性欲が落ちる未来を頭の片隅に置いておくのは大事だなと思いました。

仮にそうなったら男として終わりではなく、その状態でも楽しめるやり方を探せばいい。

セックスやマスターベーションにこれが正解!というのはないんだと分かりました。

(性的同意や避妊は絶対に必要だけど…)

また男性の中にある「自分は男なんだ!」という意識がパートナーのケアの欠如につながっている。

という指摘には納得しました。

男性は男らしさの鎧を脱ぐと、不都合な”一個人としての自分”を直視しないといけないのが嫌なんですよね。

むき出しの自分でどう生きていいか分からないというか…。

だからデメリットがあっても男らしさに依存したくなる気持ちは僕にもあります。

でも過剰な男らしさから降りた方が楽だと思えるようになれたらいいなと思います。

「50歳からの性教育」のまとめ

この本の中に「性教育は人権教育」という言葉があって本当にその通りだなと感じました。

パートナーとフェアな関係を築くには一生努力が必要で、それを怠ってはいけない。

いくつになっても学ぶ努力をすることが大事なんだなと思いました。

パートナーがいる・いないに関わらず、生き方を見直すきっかけになる一冊です。

【ワクワクする】地雷グリコ(著:青崎有吾)の感想※ネタバレあり

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この本はこんな方にオススメです。

・最近面白い小説がなくて、オススメの本を探している

ラノベのような読みやすい小説が好き

・心理戦や頭脳戦が大好き!

地雷グリコ(著:青崎有吾)

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本の感想

・まとめ

「地雷グリコ」の作品情報

出版社 ‏ : KADOKAWA
発売日 ‏ : 2023/11/27

ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説!

射守矢真兎(いもりや・まと)。女子高生。勝負事に、やたらと強い。

平穏を望む彼女が日常の中で巻き込まれる、風変わりなゲームの数々。

罠の位置を読み合いながら階段を上ったり(「地雷グリコ」)、百人一首の絵札を用いた神経衰弱に挑んだり(「坊主衰弱」)。

次々と強者を打ち破る真兎の、勝負の先に待ち受けるものとは――ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5篇。

「地雷グリコ」を読もうと思ったわけ

新聞でこの本が本格ミステリ大賞日本推理作家協会賞山本周五郎賞をを3つ獲ったと紹介されていました。

僕はデスノートライアーゲームのような頭脳戦系のお話が大好き!

頭がよくないので内容を完璧には理解できないのですが、ヒリヒリした雰囲気を楽しむのが好きなんです。

久しぶりにワクワクしたいなと思って読んでみました。

「地雷グリコ」の内容紹介

地雷グリコ

坊主衰弱

自由律ジャンケン

だるまさんがかぞえた

フォールーム・ ポーカー

エピローグ

「地雷グリコ」の感想

誰もが一度は遊んだことがあるゲーム(グリコ等)がアレンジされていて、親近感と真新しさがありました。

ルール説明のときに解説用のイラストが結構あり、小説なのにこんなに絵があるんだと驚きました。

でもこのぐらい親切に説明してくれる方がちょうどよいのかも。

文章だけだと途中から訳が分からなくなって読む気が失せることがありますし。

※ここからネタバレありなので要注意

ヒロインの女の子はルールの範囲内でズルやイカサマをするのが得意。

勝つためなら手段を選ばない戦い方をします。

どのゲームでもズルをするのですが、ヒロインの好感度は下がらず、つい応援してしまうという塩梅がよかったです。

特に「だるまさんがかぞえた」が面白かった。

内容は公園でだるまさんが転んだをアレンジしたゲームをするというもの。

この公園は360度生垣に囲まれていて外が見えないつくりになっています。

鬼はプレイヤーを視認しないといけないというルールがあり、ヒロインはこのルールを逆手にとって相手をハメます。

ヒロインの作戦は一度南口から出て道路を歩き、北口からまわりこんで対戦相手にタッチするというもの。

対戦相手はヒロインの動きは分かっているのに、ルール上身動きが取れずゲームセットを待つだけという展開に爽快感がありました。

これだけ書くと「それくらい普通じゃね?」と思うかもですが、それ以外にも色々な駆け引きがあっての作戦なんです。

「地雷グリコ」のまとめ

物語も生徒会メンバーと戦うところから始まって、最後は他校のボス(中学時代の友達)との最終決戦という流れが面白かったです。

ラノベ調でスラスラと読みやすく、漫画のような展開がよかった。

内容的にはラノベでシリーズものにしてもいいと思いましたが、欲張らずに1冊にまとめていた点も評価したい。

シリーズものになると結局読まないこともあるのでね…。

頭脳戦でドキドキできて、次は誰と戦うんだろうとワクワクもあり、いい気分転換になりました。

普段ミステリを読まない人、この作者さんが初めての方でも読みやすいと思います。

買って損はないと思うので、興味のある方は読んでみて下さい。

【元気が出る!】お笑い芸人さんの面白いエッセイを大紹介

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「芸人さんの面白トークを読んで気分転換したい!」

「好きな芸能人のプライベートをもっと知りたい」

この記事は面白い芸人エッセイをお探しの方にオススメです。

僕はバラエティ番組が好きで、特にオードリーさんの番組や「水曜日のダウンタウン」をよく見ます。

そんな僕が実際に読んでオススメしたいエッセイを紹介します。

読めばあなたに合った1冊がきっと見つかるハズ!

目次

1.完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込 /オードリー・若林正恭

2.僕の心臓は右にある /チャンス大城

お笑い芸人の面白いエッセイ1「完全版 社会人大学人見知り学部 卒業見込/オードリー・若林正恭

オードリー若林の大人気エッセイが文庫化!+単行本未収録作品完全収録

単行本未収録連載100ページ以上!

雑誌『ダ・ヴィンチ』読者支持第一位となったオードリー若林の「社会人」シリーズ、完全版となって文庫化!

彼が抱える社会との違和感、自意識との戦いの行方は……?

〇こんな人にオススメ

・自意識過剰でプライドが高い

・やりたいことがない、無気力状態

・何者かになりたい欲が強すぎて辛い

ぼくらのような人間はネガティブで考え過ぎな性格のまま楽しく生きられるようにならなきゃいけないんですよ。

前にも書いたけど性格は形状記憶合金のようなもの。

なかなか変えられない。

だから変えるんじゃなくてコントロールできるようになればいい。(略)

そんな時は自分と思考を繋ぐクラッチを外して趣味や家事に没頭してみたり。

それを何千回と繰り返すうちに癖になって、なんとなくネガティブといい付き合いができるようになる。 (P.239)

ぼくは学生時代、学園祭が終わって実行委員が涙を流しながら「がんばったね」なんて言って抱き合っているのを見て、お金ももらえないしそんなにがんばって何の意味があるんだろうって思って眺めていたクズだ。(略)

逆だったのだ。何かをしているのに意味が無いのではなくて、意味が無いからこそ”せっかく”だから楽しいことをするのだ。(P.251)

特にすごい訳じゃなく、特にダメじゃない。

そんな自分の自己ベストを更新し続けていれば、「結果」があとからやってこようがこなかろうがいいじゃないか。(P.345)

僕がこの本を読もうと思ったきっかけ。

それは自意識過剰のせいで思うように行動出来ず、自分の世界が広がらないことに焦りを感じたからです。

”いつも自分が自分が”って感じで。

ずっと自分を抱えて生きるのに疲れたというか…。

「自分も若林さんのように楽しそうに生きたいな」

そう思って読んでみました。

学生時代の若林さんはひねくれていて、何事も斜に構える性格でした。

しかし芸人になって仕事をし、新しい人と出会うことで考え方が変わっていきます。

若林さんは自分を客観視したり受容することで、「そうか、自分はこんな人間なんだ。でもこんな自分でいいんだ」と気づいていきます。

変わっていく自分。なかなか変わらない自分。

全部を受け入れて、楽しく生きればいいんだ。

僕はこの本を読んでそんな気持ちになれました。

この本を読めば無駄なプライドや自意識を捨て、等身大の自分を愛せるようになりますよ。

お笑い芸人の面白いエッセイ2 「僕の心臓は右にある」

いじめられっ子だった尼崎時代、東京での地下芸人時代、

――チャンス大城がはじめて語る、あなたの想像を超えてくる実話。

芸歴30数年の芸人、チャンス大城

本名、大城文章(おおしろ・ふみあき)47歳。

長すぎる雌伏のときを超え、今、お茶の間の記憶に残る男としてTV出演急増中。

テクニックに長けたお笑いを魅せる芸人が多いなか、「このひとなんだ!? また見たい!」と思わせる男。

彼の常軌を超えた発想と行動はどこから来るのか?

「濃ゆい町」尼崎で育ち、東京で生き抜いてきた自らの半生をはじめて語る。

とんでもない人生なのに、読むとなぜか元気になる。

笑って泣ける、赤裸々すぎる半生記。

 〇こんな人にオススメ

・とにかく腹の底から笑いたい!

・芸人さんの強烈なエピソードトークが好き

・地下芸人のディープな世界を知りたい

僕がチャンス大城さんを知ったのは「水曜日のダウンタウン」のドッキリ企画。

チャンスさんの天然なリアクションを見て面白い人だなと思い、エッセイを手に取りました。

タイトルにある通りチャンスさんは内臓逆位で、心臓をはじめ臓器がすべて左右対称になっているそうです。

この本で特に面白かったエピソードを紹介します。

チャンスさんがお父さんの部屋に野良犬を入れてけがをさせた。

その話を教会の懺悔室で神父さんに話すと、笑いすぎた神父さんが救急車で運ばれた話。

・小学校時代の友達・ウメヤマ君がチャンスさんの誕生日にサプライズを計画。

ウメヤマ君は川に潜ると、しばらくしてチャンスさんが立っているマンホールの下から登場。チャンスさんを驚かせた。

・夜間高校の同級生・コダマさん(50代)に肝試しをしたら、すごくビビった。

・チャンスさんがコンビニバイトをしていた時、デビュー前の椎名林檎さんと会っていた。

中学・高校時代のチャンスさんはどぎついいじめに遭っており、ハードな話もたくさんあります。

ただ読んでいて辛いなあ…とはならず、笑えてくるのが不思議です。

チャンスさんの素直な語り口がいい味を出しています。

(もちろんいじめは絶対にダメです!)

この本を読むと「チャンスさんも頑張ってるし、自分も頑張ろう!」と前向きで明るい気持ちになれます。

面白すぎてなんの話を読んだか忘れるくらいのインパクトがあります。

何度も読んで面白いですよ!

【水ダウ演出家】藤井健太郎さんのオススメ本紹介(感想・レビューあり)

(この記事はプロモーションを含んでいます)

〇この本はこんな人にオススメ

・バラエティー番組が好きな人

藤井健太郎さん(TBSプロデューサー)に興味がある人

・将来テレビ業界で働きたい人

目次

1.悪意とこだわりの演出術

1.悪意とこだわりの演出術(著:藤井健太郎

 

出版社 ‏ : 双葉社 (2016/8/17)
発売日 ‏ : 2016/8/17
言語 ‏ : 日本語
単行本(ソフトカバー) ‏ : 224ページ

水曜日のダウンタウン』『クイズ☆タレント名鑑』など、数々のバラエティ番組を手がけるTBSプロデューサーによる初の著書。

人気番組が生まれる背景、芸人の凄さのヒミツから、「ナレーション原稿もすべて自分で書く」こだわりの演出に宿る信念、藤井ワールドの特徴でもある〝悪意〟の正体まで……。

テレビ界、最注目プロデューサーがその「手のうち」を余すことなく語った、ファンならずとも必読の一冊!

「本当に好きなことでしかその人の最大のパワーは出ないし、本当にやりたいことで突破していかなければ、そこに未来はありません」。

□第1章 番組作りのこだわり
自分の「好き」と「面白い」を突き詰める/ダメならダメなりの見せ方を/悪意の正体/説明過多は醒める/人一倍高い反省力と心配力 etc…

□第2章 藤井健太郎 全仕事
限度ヲ知レ/クイズ☆タレント名鑑/テベ・コンヒーロ/水曜日のダウンタウン/芸人キャノンボール2016 etc…

□第3章 テレビマンの青春
入社試験で一度は落ちているTBS/お笑いのノウハウを学んだ『リンカーン』/松本人志の圧倒的な打率/溜めこんだ無駄が活きてくる etc…

□第4章 サラリーマンこそフルスイング
原動力は「見栄」/面白いモノに価値がないと思われるのはマズイ/会議ネタは少なめに/「やらせ」をするのは平和な番組 etc…

●特別対談 ×有吉弘行
●元・TBSアナウンサー 枡田絵理奈コラム

〇読んだ感想

この本を読んで分かった藤井さんの人柄。

それは「頭はクールに、おふざけは大胆に」。

藤井さんは子どものいたずら心と、大人のクレバーさを両方持っている方でした。

すごく仕事ができる人なのに、自慢や偉そうな感じがないのもかっこよかったです。

”好きなことを突き詰める”、”将来なりたい自分をイメージする”など、社会人や業界を目指す人にも参考になる言葉が書かれていました。

個人的には藤井さんがダウンタウンさんとお仕事したときのお話が面白かったです。

尊敬するお二人と番組を作る緊張感・ヒリヒリ感がよく分かりました。

藤井さんが手がけた番組の裏話も多くあったので、興味がある方にオススメです。

【水ダウ感想】怪しい高額報酬バイト、引き受けたが最後どんなに犯罪の匂いがする闇バイト風だったとしてももう引き返せない説

TBSでやっている「水曜日のダウンタウン」が大好きで、毎週欠かさず見ています。

この前見た説(企画)が面白すぎたので、感想をまとめたいと思います。

怪しい高額報酬バイト、引き受けたが最後どんなに犯罪の匂いがする闇バイト風だったとしてももう引き返せない説

youtu.be

いつも以上に責めた企画で見ていてドキドキしました!

3人の芸人さんがドッキリにかけられていましたが、ひょうろくさんが一番面白かったです(笑)

まずひょうろくさんがさらば・東ブクロさんと指切りするのに笑いました。

確かにおっさん同士で指切りするの珍しいな、と。

そしてドッキリに突入。

ひょうろくさんの私服がめちゃ怪しいし、サングラスも全然似合っていない(笑)。

ロッカーで豚ハツを取り出す時のくだりも面白かった。

ひょうろくさんにしか分からない緊張感と絶望が伝わってきました。

一番の見どころはネタばらし。

ドッキリだと分かったひょうろくさんの安堵した表情→泣き顔がめちゃくちゃ面白かったです。

顔に色んな感情が入り混じっていて、漫画みたいでした(笑)。

ひょうろくさんは水ダウでたまに見ますが、小心者だけど優しい性格がいいですね。

自分が大ピンチなのに先輩の東ブクロさんをかばうところがかっこよかった。

ひょうろくさん、これからバラエティーで売れてほしい。

次回の放送も楽しみです!

【感想】99%離婚 離婚した毒父は変われるか(漫画:龍たまこ 、原作:中川瑛)

(この記事はプロモーションを含んでいます)

〇この本はこんな人にオススメ

毒親に育てられた子どもで、生きづらさを抱えている

毒親を憎んでいて、今でもゆるせない

・新しくパートナーや家族を持つことに不安がある

99%離婚 離婚した毒父は変われるか(漫画:龍たまこ 、原作:中川瑛)

 

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・この本の内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「99%離婚 離婚した毒父は変われるか」の基本情報

レーベル LScomic
出版社 KADOKAWA
カテゴリ マンガ
ページ概数 199
配信開始日 2024/4/2

「娘は毒父を許すのか? 訣別したままそれぞれの幸せを模索する親子の物語。

「実は俺、離婚しててね。今じゃ子どもにも会えないんだ」と翔に打ち明け、彼が自身のモラハラ加害と向き合うきっかけを作った上司・鳥羽。

今や”仏の鳥羽さん”と社内で慕われるその過去の顔は、厳しすぎるハラスメント上司だった。

家庭でもモラハラ・DVを繰り返し、離婚。娘には「毒親」と呼ばれ絶縁したのだった。

同じく離婚した男同士、3人でルームシェアをして和気あいあいと暮らす鳥羽の元に、元妻から娘の結婚式の知らせが舞い込む。

「たくさんの人に感謝され、昔とは変わった俺なら、娘は許してくれるのでは―」と期待を抱くが…。

一方の娘・奈月は、毒父のトラウマを抱え続け、会社での激務に追われ、結婚に前向きになれずにいた。

「99%離婚 離婚した毒父は変われるか」を読もうと思ったわけ

以前「99%離婚 モラハラ夫は変わるのか」を読んで、パワハラ加害者の心理や男らしさの呪縛について考えさせられました。love-reitoushokuhin.net僕は父親から暴力や心理的虐待を受けて育ちました。

大人になっても父が憎く、今後もなるべく関わりたくありません。

しかし病気で思うように働けず、親と同居せざるを得ない状態です。

父親とどう折り合いをつけ、自分の人生を生きればいいのか。

そのヒントがほしくてこの本を手に取りました。

「99%離婚 離婚した毒父は変われるか」の内容紹介

「お父さんにも色々あったんだね」「 お父さんにも事情があったんだね」そんな風に「親を許しましょう」って言われちゃうんですよ。

まるで許さない側が悪いみたいになっちゃうんですよ。

小さかった私は本当に傷ついたのにその傷を一生負ったまま生きていくのに。

「許しましょう」なんておかしいでしょ?あまりに理不尽じゃないですか。(P.128) 

私はあなたを許さない。

痛みも傷もなかったことにはならない。

でも、私はあなたを言い訳にせず幸せになるよ。(P.185)

「99%離婚 離婚した毒父は変われるか」で学んだこと

僕の父親は自分の父親(僕の祖父)から暴力を受けて育ったそうです。

家が経済的にも苦しく、父は中学生から働いていました。

厳しい家庭環境は父のせいではないし、同情するところもあります。

それでも僕はやっぱり父を許したくありません。

この本で無理に許す必要はないんだと分かって、心がほっとしました。

父を許さない自分のままで、新しい人生を生きていこうと思えました。

「99%離婚 離婚した毒父は変われるか」のまとめ

この本を読んで過去にとらわれず、前向きに生きたいと思えました。

今の僕は父から物理的に離れることはできません。

でも精神的には自立したいです。

親を言い訳にせず、自分の人生は自分で作る。

そんな気持ちになれました。

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