コツコツ読書ブログ

30代の男がおもに実用書やエッセイを紹介しています。

【まとめ】角田光代さんのおすすめエッセイ・紀行文

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角田光代さんのエッセイでオススメが知りたい」

「紀行文を読んで楽しい気分になりたい!」

そんな疑問をお持ちのあなたに、角田さんのオススメエッセイをご紹介します。

この記事を読めば、あなたに合ったエッセイが見つかりますよ。

角田光代さんのおすすめエッセイまとめ

目次

1.いつも旅のなか

2.よなかの散歩

3.大好きな町に用がある

4.いきたくないのに出かけていく

5.何も持たず存在するということ

角田光代さんのおすすめエッセイ1「いつも旅のなか」

発売日:2008年05月24日

判型:文庫判

商品形態:文庫

ページ数:288

ISBN:9784043726066

仕事も名前も年齢も、なんにも持っていない自分に会いにゆこう

ロシアの国境で居丈高な巨人職員に怒鳴られながら激しい尿意に耐え、キューバでは命そのもののように人々にしみこんだ音楽とリズムに驚く。

五感と思考をフル活動させ、世界中を歩き回る旅の記録。

オススメしたい人

・初めて角田さんのエッセイ(紀行文)を読む人

・旅行気分を味わいたい人

旅行好きの角田さんが、世界各国を旅した思い出をまとめた本です。

ロシアの教会で感じた奇妙な空虚感。

ベトナムで出会った男性に感じた欠落。

旅先で角田さんが出会った人や感じたことがフラットな視線で語られています。

風景描写が丁寧で、現地の光景がありありと思い浮かびます。

個人的には”モロッコで出会った親切な男の子に、日本的なものを感じた”というエピソードが好きでした。

小説のような余韻と読みごたえがあり、自分も旅している気分になれます。

”海外旅行に興味はあるけど、行ったことがない”という人にオススメです。

角田光代さんのおすすめエッセイ2 「よなかの散歩」

書誌情報

読み仮名    ヨナカノサンポ

シリーズ名    新潮文庫

発行形態    文庫

判型    新潮文庫

ISBN    978-4-10-105829-0

恋人にカレーが好きといわれるがっかり感。

住んでわかった新しい「家族」のすごいところ。

なぜ私は家計簿をかかさずつけるのか。

そして、なぜ子供が写った年賀状が好きなのか?……

食べ物、暮らし、旅のこと、人のこと。

あせらずに、りきまずに。

流れる毎日のあれこれをやわらかく綴る、小説家カクタさんの生活と(ちいさな)意見。

共感保証付き、日常のおもしろさ味わいエッセイ。

食(一)
運命の出会いというものは、たしかにあると思う

人は否応なく変化する

年相応の格好が、できない
食(二)
つまるところ愛なんじゃないかと思う

私は自分の誕生日が好きである

感情というより、もっと細胞的に好きなのだ
あとがき

オススメしたい人

・30代、40代で体の変化を感じている人

・料理や旅行が好きな人

雑誌「オレンジページ」で連載されていたエッセイをまとめた本。

角田さんもオレンジページの愛読者で、レシピにまつわる思い出も語っています。

旅や食にまつわるエッセイが多く、日常感が満載!

角田さんが大学時代に食べた「勘違いカルボナーラ」の話にえっ?と驚きました。

加齢を悲観せず、フラットな気持ちで今を楽しむ角田さんが素敵です。

”年を取ることを面白がる”

そんな気持ちになれる一冊です。

角田光代さんのおすすめエッセイ3「大好きな町に用がある」

判型:文庫判

商品形態:文庫

ページ数:208

ISBN:9784041116203

旅する作家・角田光代による旅エッセイが文庫化!

文庫版あとがきも新規収録

ネパールでごはんをおごってくれ「年をとったら若い旅行者におごってあげなさい」と笑ったお坊さん、「この世で一番すばらしいところ」と勧められメキシコ・トゥルムへ行ってみると「すばらしい」とは「なんにもない」という意味だった……

旅好き作家・角田光代が行く先々で出会い、食べ、考えたあれこれが詰まった傑作旅エッセイ。

出会う誰かの“日常”はこんなにも“非日常”で面白い。

ウェブ連載「角田光代の旅行コラム」も収録

オススメしたい人

・旅好きで何度も旅している人

・大人の旅が知りたい人

年齢を重ねることで、旅に変化は起きるのか?

角田さんが若い時の旅の思い出を振り返ったり、同じ国を何度も旅することを考えたり…。

長年旅をしてきた角田さんが感じた変化を、素直な気持ちでつづっています。

旅の変わるところ、変わらないところを知ることで、旅がもっと好きになります。

角田光代さんのおすすめエッセイ4「いきたくないのに出かけていく」

発売日:2022年03月23日

判型:文庫判

商品形態:文庫

ページ数:224

ISBN:9784041116227

 旅する作家の旅エッセイ第2弾!

角田光代が旅先で出会う日常と非日常を綴る

「価値観が変わる」と聞いて避けてきたけれど、いってみたら「書かれ続ける理由」がわかったインド、首から完走メダルを提げたまま、初老の紳士と親指を突き立ててうなずき合ったスペイン、自分の好みにおける「めんくい」が多いことに気づいた香港……

旅好き作家・角田光代がいく先々を歩き回り、走り、感じたあれこれが詰まった傑作旅エッセイ。

いきたくないのにと思いつつ旅に出る贅沢に思いを馳せた書き下ろしあとがきも。

オススメしたい人

・旅好きで何度も旅している人

・大人の旅が知りたい人

「年をとると、なぜ恒例の旅が増えるのか?」

角田さんの考察が興味深かったです。

若い時と中年以降では旅に求めるものが違うんだと考えさせられました。

オトナの旅の醍醐味を知ることができ、成熟した気持ちになれました。

角田光代さんのおすすめエッセイ5「何も持たず存在するということ」

判型 四六上製
刊行年月 2008年5月
ISBN 978-4-901998-33-8

デビュー以来書き記した単行本未収録エッセイを精選。

家族をめぐり、自著をめぐり、旅をめぐって各紙誌に寄せた文章の数々。

作家として大成するまでの軌跡であるとともに、作家の等身大の思い。

オススメしたい人

・ためになるエッセイを読みたい人

・わりとかための文章が好きな人

角田さんのご両親との思い出を書いたエッセイが素晴らしかったです。

特に感動的だったのが、「直木賞受賞のことば」。

編集者が角田さんのお母様の葬儀に来て泣いてくれたこと。

その後直木賞を受賞したときも笑顔で駆けつけてくれたこと。

角田さんのお世話になった方々への感謝の気持ちを読んで、胸がいっぱいになりました。

人と人とのつながりや、ぬくもりを感じられる一冊です。