コツコツ読書ブログ

30代男がいいと思った本を紹介します。目指せ100冊!

【感想・要約】盗撮をやめられない男たち(著:斉藤章佳)

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今回は斉藤章佳さんの「盗撮をやめられない男たち」を紹介します。

 

目次
・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「盗撮をやめられない男たち」の基本情報

著者名 斉藤章佳

判型 四六判

発売日 2021/09/02

ISBN 9784594089290

ハマったら抜け出せない。

盗撮は依存症だった!

検挙件数がこの10年で倍増している、痴漢と並ぶ日本の2大性犯罪“盗撮”。

そんな盗撮が薬物やアルコールと同じく、やめたくてもやめられない「依存症」だと知ったら驚くだろうか。

アジア最大規模の依存症治療施設で、これまでに2000人以上の性犯罪加害者治療に携わってきた専門家である著者が、その手口や心理、治療方法を初めて解き明かす一冊。

盗撮加害者521人の大規模ヒアリング調査でわかった、「盗撮依存」の実態とは?

●四大卒・会社員・既婚の“普通の男性”が盗撮している
●犯行の7割がスマホ。うち9割が「無音アプリ」を使用
●犯行場所となる“盗撮多発エリア”は「電車」と「駅構内」
●加害者1人あたり推定1000回以上の余罪がある計算に!?
再犯率は4割近く。刑罰と反省だけでは再犯を防げない
●性犯罪の多くは「性欲が原因」ではない!
●盗撮を直接取り締まる法律はないため、法制化が議論に
東京五輪を機に女性アスリートの被害が社会問題化 etc.

斉藤章佳

精神保健福祉士社会福祉士

大船榎本クリニック精神保健福祉部長。1979年生まれ。

大学卒業後、アジア最大規模と言われる依存症回復施設の榎本クリニックでソーシャルワーカーとして、アルコール依存症をはじめギャンブル・薬物・性犯罪・DV・窃盗症などさまざまな依存症問題に携わる。

専門は加害者臨床で、現在までに2000人以上の性犯罪者の治療に関わる。

「盗撮をやめられない男たち」を読もうと思ったわけ

少し前に男性が側溝から女性の下着を盗み見ようとして、逮捕される事件がありました。

彼は過去にも同じ罪を犯しており、「なぜやめられないのだろう?」と疑問に思いました。

そこから盗撮する人の心理を知りたいと思ってこの本を読みました。

「盗撮をやめられない男たち」の内容紹介

1.盗撮は”女性をモノ化”する性犯罪

「盗撮とは、相手に気づかれないように、日記を盗み見る行為なんです。

その優越感は、日常生活では絶対に味わえないですから」(略)

先ほどの加害者の言葉は、「盗撮は男性のちょっとしたスケベ心から行われるもの」と思っていた人にとって、かなり意外かもしれません。

しかしこの言葉は、これ以上にないほど盗撮という性犯罪の本質を表した言葉だと思います。(P.2)

痴漢やレイプなどほかの性犯罪と盗撮が異なる点は、相手の反応を間近で見て楽しむような「直接的な支配要求」ではないということです。

相手は、よもや自分が被害に遭っていることには気づいていない。

しかし自分は安全圏(もちろん安全ではありませんが)にいて、「俺はお前のことをすべて知ってるけど、お前は俺のこと知らないよな」と思っているような、非対称性における優越感を感じ取ることができます。(P.116) 

僕は盗撮を卑劣な行為だと思っていましたが、性犯罪とまでは認識していませんでした。

この本を読んで「盗撮は性犯罪」であり、絶対にしてはいけない行為だと学びました。

2.盗撮は”学習された負の行動”

盗撮行為に依存する人は、性欲を満たすことにハマる以上に、一連の行為における「緊張と緊張の緩和」により、ストレスが軽減されることに耽溺していくのです。

この「一時的にストレスが緩和・軽減されるからハマっていく」ことこそ、行為依存の本質であると考えています 。(P.114)

学習された問題行動を変容するには、治療を通して新たな学習をするなかで身に着けた行動を実践し、「認知の歪み」にチャレンジしながら新しい行動パターンを生活のなかに落とし込む訓練をしていかなくてはなりません。

何もせずに自然にやめられるようになるものでは決してないのです。

いわば依存症の治療とは、今まで右手で使っていた箸を左手に持ち換えて生活できるようにするのと同等なのです。(P.88)

盗撮は性欲を発散するための行為だと思っていましたが、実際は悪い学習により生じる依存行為だと知りました。

ストレスがかかったときにどれだけ適切なコーピングができるかが大事だと思いました。

3.盗撮の裏にある男性優位社会

現代の日本社会に生きる以上、私たちはどうしても男尊女卑的な価値観に基づく認知の歪みを学習しやすくなっています。

盗撮加害者として生まれてくる男性はいません。

盗撮加害者になりたくて生まれてきた男性もいません。

この社会のなかで、彼らは盗撮加害者になっていくのです。(P.128) 

アルテイシアさんは、「男の性欲は女がケアすべき」という価値観が刷り込まれたこの社会を、漫画家の瀧波ユカリさんの言葉を借りて、「ちんちんよしよし社会」と呼んでいます。(P.225)

盗撮は個人の犯罪であると同時に、男性優位的な社会の問題でもあると知りました。

男性が過度に”男らしさ”を強要される空気も、盗撮の原因なのかもしれません。

盗撮を社会全体で考えていく必要があると思いました。

「盗撮をやめられない男たち」のまとめ

タイトルのインパクトに惹かれて読みましたが、大変まじめで為になる本でした。

依存症は誰でもなる可能性があり、自分も他人事ではないなと感じました。

盗撮加害者の治療についても詳しく書かれており、興味深かったです。

”自分は盗撮なんてするわけない”と思っている人にこそ読んでもらいたいです。

本屋で買うのが恥ずかしい方には、電子版をオススメします。

 

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【感想まとめ】超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略(著:岡田斗司夫)

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今回は、岡田斗司夫さんの”超情報化社会におけるサバイバル術 「いいひと」戦略”を紹介します。

目次
・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「いいひと」戦略の基本情報

ISBN:9784838724062
出版社:マガジンハウス
判型:4-6
ページ数:232ページ
発行年月日:2012年12月

Googlefacebookの採用基準、実は「いいひと」です!

「いいひと戦略」とは、21世紀の超情報社会において個人が生き延びる最適戦略です。

ネット時代である現代のリスク管理です。

いいひとだよ、という評判こそ個人戦略上、最も手堅く強い効果を発揮します。

では「いいひと」になるには、どうしたらいいのでしょう?

本書を読み終わるころには、きっとあなたも「いいひと」戦略の有利さに気づいて、誰彼かまわず教えてあげたくなっているはずです。

だって、それが「長期的にみたら、あなたの利益を最大化する方法」なんだから、では、冒険をはじめましょう!

序文 

第0章 ネット世代から「いいひと」が生まれている 
はじめに 
「いいひと」になろう 
ハイパー情報化社会と評価経済社会 
ホリエモン「イヤな人」から「いいひと」へ 
「いいひと戦略」の本質 

第1章 評価経済社会の到来
人類の歴史の大部分は「評価社会」 
評価経済社会を支えるインターネット 
ビジネスはダメな業界 
お金は非効率 
広告出稿量の減少 
シェア 
評価はお金を生む 

第2章 自己啓発の格付け 
自己啓発本に意味はあるのか 
金持ちになる 
頭が良くなる 
情報通になる 
有名になる 
3つの恵み 
Good natured person

第3章 評価戦略 
ビジネスセンスとは何か? 
ハイパー情報化社会における「格付け」 
相互レビュー社会へ 
インターネットという暴力空間 
「評価戦略」は現代の武道 
「評価戦略」と「いいひと戦略」 

第4章 「いいひと」戦略への反論 
「いいひと」戦略への反論 
「本当のいいひと」じゃない 
メッキはすぐに剥がれる 
「いいひと」は損をする 
モテない 
「いいひと」の定義が分からない 

第5章 いいひと戦略 
イヤな人になる努力をやめる 
A 欠点を探す 
B 改良点を見つけて提案する 
C 陰で言う 
D 悪口で盛り上がる
E 悲観的・否定的になる 
F 面白い人、頭の良い人、気の合う人だけで集まる 
「いいひと戦略」 
助走:フォローする 
離陸:共感する 
上昇:褒める 
巡航:手伝う、助ける、応援する 
再加速:教える 
軌道到達:マネー経済から抜け出す 

第6章 評価経済社会で生きる 
単職モデルと多職モデル 
クラウド市民・達磨さん 
月3万円ビジネス 
3C 
キャラクター上場 
3つのリスト 
MacBook Airを貰ったニートのphaさん 
「いいひとコミュニティ」を作ろう 
そして「いいひと文明」へ 

後書き - 226

「いいひと」戦略を読もうと思ったわけ

YouTubeで岡田さんのことを知り、岡田さんの人柄に惹かれたのがきっかけです。

岡田さんの考え方をもっと深く、詳しく知りたいと思いました。

図書館にこの本があったので、ラッキーと思って読んでみました。

「いいひと」戦略の内容紹介

1.いい人になるのでなく、いい人を演じる

私たちは、本質的には善い人でも悪い人でもありません。

震災で被害を受けた人を助けたいと願うのが自然なことであるのと同時に、満員電車で自分だけでも座っていたいと思ってしまうのも自然なことなのです。

だからこそ、偽善的に振る舞わなければ、いいことなんかできません。

むしろ、「席を譲るなんて偽善だよなぁ」という自己ツッコミに耐えぬいてこそ、「いいひと」になれる。(P.26)

もし「いいひと戦略」に失敗した人を見つけた時は、許してあげてください。(略)

なぜなら、 人を許すことは「いいひと」になる確率を飛躍的に上げてくれるからです。

許した本人のみならず、許された相手も、「いいひと」になる可能性が上がります。

「いいひと戦略」は、連鎖的に機能します。

それによって、「いいひと」が沢山生まれ、あなたの周りには「いいひと」ばかりになっているはずです。(P.98)

大事なのは「いいひと」に見えるフレームーー「状況」や「機会」や「局面」をなるべく増やし、「イやな人」に見えるフレームを減らすことです。(P.110)

「いいひと」戦略のミソは聖人を目指すのではなく、いい人を演じるということです。

自分の利益のためにいい人に見られる努力をしようと考えることで、はじめの一歩が踏み出しやすいです。

僕は「完璧にいい人であらねばならない」と思う癖があるので、この考え方を知って気持ちが楽になりました。

2.嫌な人になる努力をやめる

A.欠点を探す

B.改善点を見つけて提案する

C.陰で言う

D.悪口で盛り上がる

E.悲観的・否定的になる

F.面白い人、頭の良い人、気の合う人だけで集まる

いい人になるための努力は「本当にできるかな」と不安になります。

でも嫌な人になる努力をやめることは、比較的簡単だと思いました。

嫌な人になる努力をやめれば、逆説的にいい人になるという構図が面白かったです。

3.幸せや欲求をオープンにする

じゃあ、どんな時に幸せを実感するかというと、何かと本気で向かい合った、その後なんじゃないでしょうか。

突然「ひゅんッ!」と通り過ぎた幸せを、その後ろ姿を見つめながら、噛み締めるように実感するものだと思います。(P.61)

私たちは、身を守るために欲望を隠そうとします。

欲望には「尻尾」のようなものがついていて、完全に隠すことが難しいのですが、現代を生きる私たちは、そのような「欲望の尻尾」すら完全に隠そうとします。

心のどこかでは「他者と関わりたい」「 フォローして仲良くなりたい」と思っていても、誰かに利用されたり、傷つけられたりすることを恐れています。

だから、欲望を否定し、抑え込み、外部から付け入る隙をなくそうとする。

そして、いつか誰かが声を掛けてきてくれるのを願っている。

でも、そんなに恐れることはありません。(P.151)

僕も自分の気持ちが相手に筒抜けになることで、不利になるのではないかと思うことはあります。

「知らないうちに自分のことが相手に知られている」というのが、ネットの怖さだと思います。

でも積極的に相手にコミットして気持ちを伝えた方が、結果的に自分のためになる。

恐怖や見栄を張る方が自分の首を絞めるのだと知りました。

「いいひと」戦略で学んだこと

僕がこの本で学んだことは、自分からアクションを起こすことの大切さ。

そして「いいひと戦略」で失敗している人を許すことです。

以前読んだオードリー・若林さんのエッセイで、「スタバでコーヒーを頼む人を白い目で見ない」といったエピソードがありました。

スタバでコーヒーを買う人を認める(否定しない)ことで、自分もスタバでコーヒーを買いやすくなる。

否定ではなく肯定していくことが、最終的に自分のためになるんだと思いました。

「いいひと」戦略のまとめ

今から10年以上前の本ですが、ネット社会の本質的なことが書かれていて参考になりました。

岡田さんや有名芸能人のレベルでは実践できませんが、自分のできる範囲で「いいひと」戦略をやってみたいです。

YouTube等で「いいひと」戦略をある程度知っている方も、復習として読んで損はないと思います。

紙の本はほとんど流通していないので、電子版をオススメします。

 

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【感想】熟達論 人はいつまでも学び、成長できる(著:為末大)

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今回は、為末大さんの「熟達論 人はいつまでも学び、成長できる」を紹介します。

 

目次
・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「熟達論」の基本情報

装幀    新潮社装幀室/装幀
発行形態    書籍、電子書籍
判型    四六判変型
頁数    218ページ
ISBN    978-4-10-355231-4

基礎の習得から無我の境地まで、人間の成長には5つの段階がある。

では、壁を越え、先に進むために必要なものは何か。

自分をどう扱えばいいのか。

「走る哲学者」が半生をかけて考え抜き、様々なジャンルの達人たちとの対話を重ねて辿り着いた方法論が一冊に。

経験と考察が融合した現代の「五輪書」誕生!

まえがき

序 熟達の道を歩むとは

第一段階 遊 不規則さを身につける

第二段階 型 無意識にできるようになる

第三段階 観 部分、関係、構造がわかる

第四段階 心 中心をつかみ自在になる

第五段階 空 我を忘れる

あとがき

「熟達論」を読もうと思ったわけ

僕は大人になってから、趣味でピアノを習い始めました。

最初は全然弾けませんでしたが、練習すれば上達し、とても楽しいです。

同時に「大人になっても、なぜ僕らは学ぶことができるんだろう?」という疑問が湧きました。

人が学習するプロセスに興味を持ち、この本で勉強したいと思いました。

「熟達論」の内容紹介

1.熟達とはなにか

熟達の最大の喜びは身体を通じて「わかっていく」ことにある。

ただ頭でわかるのとは違う、 「ああそうだったんだ」という深い腹落ち感を伴った理解だ。(略)

熟達にはこのような「身体でわかっていく」喜びがある。

成熟と共に探求が続いていくのだ。(P.41)

2.主体性を育むコツ

好奇心は内側から出てくるもので、思うようにはならない子供のようなものだ。

主体性を育むのは、自分の心を五、六歳ぐらいの子供だとして捉え、その子供を目的の方向に連れていく作業に似ている。(略)

主体性を保つということは、心の中の子供を守りきるということである。(P.70) 

3.熟達の秘訣

熟達の道では集中の濃淡と距離の取り方が鍵になる。

一つのことに濃い時間を使い、関係がないと思われることにも薄く時間を使うことで刺激となり新しい発想がもたらされる。

集中の後には距離を取り客観視し整理する。

薄く多様な時間と濃く特化された時間、そしてそのことを忘れたかのように距離を取ること。

このバランスが重要だ。(P.129)

「熟達論」で学んだこと

僕のピアノの場合、今は「型」の段階だと思います。

当面の目標は、意識せずとも楽譜通りに弾けるようになること。

「反復練習に意味がある」、「上達に繋がっている」と思えると、練習のモチベーションも上がりました。

これから練習を続けていくと、自分にどのような変化が起きるのか。

そして体はどう感じるのかが、今から楽しみになりました。

「熟達論」のまとめ

この本に書かれているのは、スキルなどの表面的な学びではありません。

「人はどのように学ぶのか」という、奥深い学びの本質です。

最終的にゾーンに入ると、これまでの学びが解放され、本人不在の感覚になる。

という著者の考察も面白かったです。

社会人の方で勉強や趣味に打ち込んでいる方にオススメです。

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【感想】名前のない生きづらさ (著:野田彩花, 山下耕平)

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今回ご紹介するのは、「名前のない生きづらさ」です。

名前のない生きづらさ

 

目次
・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「名前のない生きづらさ」の基本情報

出版社 ‏ : 子どもの風出版会
発売日 ‏ : 2017/3/15
単行本(ソフトカバー) ‏ : 250ページ
ISBN-10 ‏ : 4909013016

“ナマモノ”に価値はない?

生産性が重視されるこの社会で、私のような「何もしていない」存在は、いないほうがいいのだろうか。

「生産性のない」と断じられた存在は、生きていてはいけないのだろうか。

そういうまなざしは、人間が“ナマモノ”であることを忘れろ、許すなと言っているようで、私にはずいぶんと苦しいことに思える。

野田/彩花

小学校3年生より学校に行かなくなり、中卒後は進学せず、家で過ごしていた。

19歳のときにNPO法人フォロの運営するコムニタス・フォロ(現在は「なるにわ」と名称変更)に通いはじめ、現在にいたる

山下/耕平

1973年、埼玉県生まれ。

大学中退後、フリースクール東京シューレ」スタッフ、『不登校新聞』編集長を経て、現在はNPO法人フォロ事務局長、全国不登校新聞社理事、関西学院大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「名前のない生きづらさ」を読もうと思ったわけ

利用している居場所のスタッフさんから勧められたのがきっかけです。

調べたら絶版になっていたので図書館で取り寄せました。

とても面白かったので、Amazonで買って2回読みました。

「名前のない生きづらさ」の内容紹介

1.無理に何者かである必要はない

「何者でなくてもいい」とか「オトナであることから降りる」ということはつまり、「名前のない領域」を手放さずに引き受けていくことだと思う。

そこで自分をごまかさずに、えんえん答えの出ない問いと向き合い続ける。

それはたぶん、いろんなことの境界線上に立ち続けるということだ。

どちらがいいとか悪いとか、正しいとかまちがっているとか、正常とか異常とか、病んでいるとかそうでないかとか、一度はじめてしまったらキリがない分断線を引きたがるその手を、心を、ぐっと堪えて見つめ続けること。(P.52)

私は「部分的に魂を売る」と言っているんですが、ぜんぶ魂を売るか、まったく売らないかではなくて、部分的に魂を売って、この社会と折り合いをつけていく。

そういう大人のあり方もあるんじゃないかと思うんですね。

ズレを無視しないで、「子ども」を保ったまま、「大人」の仮面もかぶる。(P.238)

僕は現在ひきこもりみたいな生活を送っており、履歴書上は「無職」です。

精神障害者手帳も持っており、行政の区分では「障害者」です。

昔はそういう名前・肩書を得て安心したかったり、働けないことに対して、親や世間に言い訳したい気持ちもありました。

でも最近は無職や障害名は、自分の一つの面にすぎないと思っています。

人間はもっと多面的・立体的で、濃淡もある。

名前があれば楽ですが、名前に逃げず、納得いくまで自分自身と向き合いたいと今は思っています。

僕は子どもの頃からスポーツとかテストが苦手でした。

人と比べたり、比べられることが嫌でしょうがなかった。

きれいごとかもしれないけれど僕には変に潔癖なところがあって、そういうものだと割り切れなかったり、適度に汚れることができません。

それが僕にとってのズレであり、生きづらさなのです。

でもこの本を読んで、そういう心を持ったまま、大人としてやっていく方法もあるのかなと考えました。

自分のズレをなかったことにせず、ごまかさず、自分に正直に生きたいです。

2.自分に主軸を取り戻す

「カウンセラー」「医者」「支援者」、相手を自分にとって何をしてくれる存在か、つまりは役柄で捉えているうちは、関係は仮のままというか、どこか緊張をはらんだものになってしまいがちだと思う。

役柄を超えて、あざやかに個人が立ち上がってくる瞬間、私はようやく、ほんとうの意味で相手と「出会えた」気がするのだ。(P.87)

最初は医者も薬も、緊急の逃げ込み先みたいなものだったのだから。

そこから、医者とどのように関係をつくっていくのか。

投薬のことも、すべてを医者にまかせるんじゃなくて、私は自分がどうしたいのか、問い直していくことが必要だったのだ。(P.88)

僕は15年以上、精神科に通っています。

友人や社会とのつながりがなく、精神科しか頼れる場所がありませんでした。

薬もなんで飲んでいるのかよく分からないまま、そういうものだからと受け入れてきました。

これまで色々と呑み込んできたものを思い出して、「ああそうか」とはっとしました。

今の自分に必要なのは、人薬なんだって。

肩書ではなく「対人」の目線で、色んな人と触れ合って気づきを得たい。

病院とか患者という肩書に逃げずに、ありのままの自分を大切にしたい。

それが僕にとっての回復なんだと思います。

3.他者とつながる

往復が必要なんだと思います。

どっちかだけでは成り立たない。

ですから、これからも、ズレつつ、往復しつつ、そこから水脈を探って、いろんな人とつながっていけたらなと思います。(P.244)

けれど、学校へ行っていなくても、働いていなくても、なんだかよくわからないまま生きづらくても、人といっしょに考えていくなかで、自分で自分を引き受けていくことはできると思っています。

むしろ、人といっしょに考えていくことでしか、自分を引き受けることはできないし、いっしょに考えないかぎり、ほどけていかない思いが誰のなかにもあるのかもしれません。(P.247)

僕は長年ひきこもり生活をしてきて、「自分対自分」の関係に疲れてきました。

ずっと自分を抱えて生きるのはしんどいです。

自分探しって自分をとことん掘り下げていくことだと思っていましたが、限界もあります。

最近は自分なりのやり方で、他者や社会とつながることを考えるようになりました。

イスラエルのニュースに胸を痛め、先日募金をしました。

僕はネットやリモートなど、遠距離で人と繋がるのが好きです。

自分なりの距離感を大切にして、人と関わりたいと思います。

「名前のない生きづらさ」で学んだこと

・名づけの功罪を理解したうえで、あいまいな自分をありのまま受け入れる。

・自分や相手を肩書などで決めつけず、一人の人間として向き合う。

・自分のズレに正直になり、子どもと大人の間を上手に漂って、生きていく。

「名前のない生きづらさ」のまとめ

この本は僕にとって人生の指針になりました。

野田さんの濃やかな感性に何度もはっとさせられて、そうだよなと、何度もうなりました。

忘れていた戸惑い、見過ごしてきた痛み、思いがけない希望。

本当にたくさんのことを考えさせられました。

きっとこれからも何度も読み直すと思います。

生きづらさを抱えるすべての人に読んでもらいたい名著です。

 

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【感想】わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法(漫画)武嶌波(監修)武田友紀

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今回ご紹介するのは、「わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法」です。

わたしは繊細さん まんがでわかる!HSPが自分らしく生きる方法

 

本の監修は、武田友紀さん。

HSP(繊細さん)の専門家です。

この本は武田先生の著書のコミカライズ版。

漫画でストーリー仕立てになっているので、とても分かりやすいです。

武田さんの本の感想は以下の記事にもまとめています。

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目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「わたしは繊細さん」の基本情報

著者:(漫画)武嶌波 (監修)武田友紀
ジャンル:コミック
出版年月日:2020.11.10
ISBN:9784864107914
判型・ページ数    46判・並製・256ページ

50万部のベストセラー! 一番売れているHSPの本!

『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』
がマンガになりました!

◎周りの人の機嫌が気になる
◎光や音、匂いに敏感
◎友達との会話では主に聞き役
◎悲しいニュースを見ると落ち込む ...こんなあなたは、「繊細さん(HSP)」かもしれません。

毎朝機嫌の悪い上司・否定から入る女の先輩・ソフトモラハラな結婚間近の彼氏...

そんな環境に心をすり減らす27歳OLのストーリー。

仕事に人間関係、どうしたらいい?

「繊細さん」たちの疑問に物語で答えます!

「わたしは繊細さん」を読もうと思ったわけ

お世話になっている居場所に行ったとき、この本が置かれていました。

自分がHSPという自覚があったことと、表紙の柔らかな雰囲気が気になって、読んでみようと思いました。

「わたしは繊細さん」の内容紹介

内容は”「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本”とほぼ同じです。

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内容の一部は以下の通り。

・相手が不機嫌だと感じたら、その理由を確かめる。

→原因が自分のせいではないと分かれば、不機嫌な人に振り回されにくくなる。

・合わないなと思う人は嫌いになっていい。

→上手に距離をとってやりすごす

・会話では自分から話し始めてもいい

→相手の話を聞くばかりでは疲れる

・疲れた時は周囲に一言声をかけて休む

→周囲に気を遣わせている申し訳なさが減る

・相手の行動を先回りせず、見守る

→自分が安心したい気持ちを相手に押し付けない

「わたしは繊細さん」で学んだこと

イラストの柔らかいタッチが好きで、ストーリーにも合っていました。

ヒロインが仕事や恋で一歩踏み出す姿を応援しながら、僕も頑張りたいと思えました。

一番印象的だったのは、ヒロインが一人暮らしを始めようと決意するシーン。

ヒロインはこれまで、母親の期待に応えるような人生を送っていました。

でもそれでいいのかな、と自分の本音に耳を傾けるのです。

一方母親も、子離れができずヒロインに依存していました。

我が家も特に経済的な理由で親離れ・子離れができていないので、胸にズシリとくるものがありました。

ヒロインが引っ越しのため実家を出て行く場面を読んで、「そっか。僕も一人暮らしがしたいんだな」と気づきました。

心の奥底にしまい込んでいた気持ちに、心地よい風が吹いたようでした。

まあ経済的に一人暮らしは多分無理ですが…。

でもヒロインのように、自分の気持ちに正直に生きたいです。

できる範囲で自立したいなあ。

「わたしは繊細さん」のまとめ

読むと心がほっこりして、優しい気持ちになれました。

最近は小説が読めないので、物語を通して自分を振り返る感覚を久しぶりに味わえました。

物語の力って偉大だなと思いました。

HSPに関心があるけれど、実用書を読むのが苦手な人にオススメです。

 

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【感想】アンクールな人生(著:弘中綾香)

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今回ご紹介するのは、弘中綾香さんのアンクールな人生です。

弘中さんはテレビ朝日の人気アナウンサーで、看板番組のMCを務めています。

アンクールな人生(著:弘中綾香

 

目次
・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

「アンクールな人生」の基本情報

発売日:2022年09月14日 
判型:四六判 
商品形態:単行本 
ページ数:240 
ISBN:9784040647821

『激レアさんを連れてきた。』『あざとくて何が悪いの?』『ノブナカなんなん?』などに出演する人気アナウンサーがきっと誰にでもある思春期のあれこれをさらけ出した初エッセイ集!

「かわいいだけじゃやっていけない」と悟った幼少期、暗黒期と語る中学時代、そして現在のアナウンサー・弘中綾香の“骨格”を形作った高校時代……。

30代を迎えた今だからこそ紡ぎだす“アンクール”で等身大の自分。

進路に迷う学生から、目の前の仕事に悩むサラリーマンまで。

人生の次のステップに進むためのヒントが詰まった本書をぜひご覧ください

「アンクールな人生」を読もうと思ったわけ

弘中さんがMCを務めている「激レアさんを連れてきた。」が好きで毎週見ています。

しかし弘中さんが産休に入ってから、「弘中ロス」になってしまいました…。

弘中さん成分をチャージしたくてこの本を読みました。

「アンクールな人生」の内容紹介

弘中さんはとても早熟な人で、子どもの頃から精神的に大人びているなと思いました。

自分がどんな人間で、周囲からどんな風に見られているかをよく見ている。

自分を客観視できて要領も良く、優秀な人なんだと分かりました。

人それぞれ持っている「何か」は違っていて、それが光る場所もタイミングも私たちではコントロールできず、人生の意外な局面で思いもよらない出来事によって出会ってしまうということ。

自分でも驚いてしまうくらいに不意打ちに。

いかがでしょうか。

必ずや皆さんにもあるはず。

ちなみに私はまだこの先もこういったサプライズがあるんじゃないかと信じています。

自分にはまだ他の「何か」があるかもしれないって。

意外とミシンが上手いとか、スペイン語が喋れるとか、カーリングが上手とか。

生まれた時から持っている自分だけに配られたビンゴカードのように、どこかのタイミングで新しい経験をして、私の中の「何か」が開いていく。

どんなことが待っているのか、今は楽しみ。(P.220)

僕と弘中さんはスペックやキャリアが違いますが、共感できる部分がありました。

特に弘中さんが30代に入ったときのエピソード。

仕事面で自分の限界が見え始め、乗馬などの趣味を始めたというお話。

僕も30代に入り弘中さんのように言葉にできない閉塞感や、ループ感に悩んでいました。

でもこんな風に感じているのは自分だけじゃないんだと知り、ほっとしました。

「アンクールな人生」で学んだこと

色々な経験をして、自分がどんな人間なのかをきちんと理解すること。

背伸びせずに、自分に合った服を着ることが大切なのかなと感じました。

「アンクールな人生」のまとめ

文章がとても読みやすくて、弘中さんは文才もあるんだと感心しました。

エピソードも自慢っぽい感じではありません。

弘中さんらしく愛嬌もありつつ、サッパリしています。

弘中さん、早く復帰してほしいです!

 

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【読むと為になる】為末大さんのオススメ本まとめ

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この記事では為末大さんが書かれた本を紹介します。

為末大さんとは

1978年広島県生まれ。

スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。

男子400メートルハードルの日本記録保持者。

現在は執筆活動、会社経営を行う。

Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。

Youtube為末大学(Tamesue Academy)を運営。

目次

1.諦める力

2.限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法

3.熟達論―人はいつまでも学び、成長できる

4.負けを生かす技術

為末大さんオススメ本1「諦める力」

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発売日2018.10.05
判型/頁文庫判/248頁
ISBN9784094700237

「走る思想家」による人生戦略
「がんばれば夢はかなう」と信じて努力し続ける人を世間は賞賛する。

しかし、夢がいつまでたってもかなわないこともある。

それでも費やした時間を無駄にしたくないから、応援してくれる人の期待を裏切りたくないから、そして何より「逃げた」といわれたくないから、がんばり続ける……。

その苦しさを誰よりも知っているトップアスリートの著者は、「やめる」を「選ぶ」と再定義して楽になったという。

叶わぬ夢の呪縛から自由になるためには、世間の価値観ではなく自分の価値観で生きよ、と説いて大きな反響を呼んだベストセラー。

「為末さんの本ってたくさんあって、どれから読めばいいか分からない…」

そんな方にオススメしたいのが「諦める力」です。

為末さんはもともと100mで世界を目指していましたが、挫折。

その後400mハードルに転向し、世界陸上で銅メダルを獲得しました。

為末さんは「諦める=明らかにする」と捉えています。

努力しているのに結果が出ないのは、頑張る方向を間違っているからかもしれません。

この本で「正しい諦め方を知る」ことで、人生を楽に生きられますよ。

為末大さんオススメ本2「限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法」

 

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限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法

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発売日:2016年7月27日(水)
ISBN:978-4-7973-8541-0
サイズ:四六/1色
ページ数:192

「限界」とは、「乗り越える」ものではない
銅メダリストが明らかにする「才能」と「限界」のメカニズム「思いこみ」の箱から脱出しよう! 

100メートル走で世界記録が出たとたんに、続々と記録を破る人が続く。 
一度ノーベル賞を獲った研究室からは第二、第三の受賞者が出る。 
人間にとって「限界」とは何なのか。 
それは、脳の思い込み。自分で作った檻なのではないか――。 
本書は、もっと才能を発揮したいビジネスパーソンに向けて、 これまでとはまったく別のアプローチで、自分の枠を越える考え方を提示する。

■目次:
序章 誰かができれば自分にもできる心理
第1章 人は知らぬ間に空気に あやつられる
第2章 自分の「小さな檻」を突破する
第3章 努力を捨てる。思い込みから自由になる
第4章 無意識をつかって、自分の才能と出会う
おわりに

「毎日同じような生活でハリがない…」

「変化のない自分にマンネリを感じる…」

そんな悩みをお持ちの方にオススメの本です。

この本で為末さんは「限界は壁ではなく、檻のように立体的なもの」と述べています。

人が限界を感じる理由を様々な角度から分析し、「限界とはなんなのか」を明らかにしています。

為末さんのアスリート時代の経験や、エビデンスに基づいた主張が多く、ただの精神論ではありません。

読むと納得感があり、視界がクリアになったような気持ちになります。

「勉強や仕事で伸び悩んでいる」という方にオススメです。

為末大さんオススメ本3「熟達論―人はいつまでも学び、成長できる」

 

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発行形態    書籍、電子書籍
判型    四六判変型
頁数    218ページ
ISBN    978-4-10-355231-4
電子書籍 配信開始日    2023/07/13

基礎の習得から無我の境地まで、人間の成長には5つの段階がある。

では、壁を越え、先に進むために必要なものは何か。

自分をどう扱えばいいのか。

「走る哲学者」が半生をかけて考え抜き、様々なジャンルの達人たちとの対話を重ねて辿り着いた方法論が一冊に。

経験と考察が融合した現代の「五輪書」誕生!

目次

まえがき

序 熟達の道を歩むとは

第一段階 遊 不規則さを身につける

第二段階 型 無意識にできるようになる

第三段階 観 部分、関係、構造がわかる

第四段階 心 中心をつかみ自在になる

第五段階 空 我を忘れる

あとがき

なぜ人間は学ぶことができるのか?

学びの楽しさや不思議さについて、著者の実体験を基に紐解いています。

単なるテクニック論ではなく、学びの本質に触れることができます。

大人になって趣味を始めた方や、生涯学習に興味がある人にオススメです。

為末大さんオススメ本4「負けを生かす技術」

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(↑Amazon

負けや失敗を避けるあまりに失うものがある。

勝敗が生活に直結する過酷な世界で、25年間のアスリート人生を終えた“走る哲学者”が語る生き方。

急増する「周囲からの評価に過敏になって萎縮する若いビジネスパーソン」に贈る一冊。

そもそも自分はこういうものだと、地に足をつけて、落ち着いて淡々と生きていく。

誰とも比較せず、自分の心地よさを追求する。

それこそ、大きな幸福感だし、大きな安心感をもたらしてくれると僕は思う。(P.225)

スポーツに限らずビジネスなど、厳しい世界で生き抜くためのメソッドが学べます。

「自分が物事に影響されやすい性格だと自覚する」、「直感を大切にする」など…。

為末さんのすごさは、直感と俯瞰のバランスをとりながら、淡々と歩みを進められること。

為末さん流の思考術に興味がある方にオススメです。