コツコツ読書ブログ

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【感想】十皿の料理 コート・ドール(著:斉須政雄)

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今回は斉須政雄さんの「十皿の料理 コート・ドール」を紹介します。

十皿の料理 コート・ドール(著:斉須政雄)

 

目次

・基本情報

・この本を読もうと思ったわけ

・内容紹介

・この本で学んだこと

・まとめ

十皿の料理 コート・ドールの基本情報

判型:四六判並製 /

ページ数:184ページ / 

ISBN:9784255910444 /

Cコード:C0077 /

発売日:1992/01/29

NHK番組 「理想的本箱 君だけのブックガイド」#将来が見えない時に読む本で紹介!

読む度に背筋が伸びる、料理を通した仕事読本

最高級フランス料理レストラン「コート・ドール」のシェフが語り下ろす、修業時代にたどり着いた、創造性と誠実さに満ちた十皿の定番料理。

究極の味わいに潜む料理への深い思いが胸をうつ。

目次
はじめに

第一章 十皿の料理

第一皿 牛尾の赤ワイン煮
第二皿 季節の野菜のエチュベ
第三皿 仔羊のロースト
第四皿 根セロリとリ・ド・ヴォーの煮込み
第五皿 トリュフのかき卵
第六皿 ソーモンのタルタル モンブラン
第七皿 おこぜポワレ
第八皿 しそのスープ
第九皿 えいとキャベツ
第十皿 赤ピーマンのムース

第二章 この十皿の料理は、僕の十二年間のフランスの結実です

作り方索引

おわりに

十皿の料理 コート・ドールを読もうと思ったわけ

この本を読もうと思ったきっかけは2つあります。

1つ目はNHKEテレで放送されていた 「理想的本箱 君だけのブックガイド」でこの本が紹介されていたこと。

2つ目は斉須さんの本”調理場という戦場「コート・ドール」斉須政雄の仕事論”を読んだことです。

斉須さんの実直で真摯な仕事論に感銘を受け、斉須さんの別の本も読んでみたいと思いました。

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十皿の料理 コート・ドールの内容紹介

最終的には皿にのっかってしまうと、同じ料理なら、誰が作ったものも同じように見えることがあります。

三人の人間が同じものを作るときにどこがどう違うか。

それは、段取りです。

要所要所をおさえた段取り、操作が各人各様にあって、そこに個性が表れるのだと思います。(P.21)

この店で働きたいなあと思いました。

この店なら、僕を生かして伸ばしてくれるかもしれない。

僕の勘は当たっていた。

なんにも知らない僕に、料理だけでなく、料理というフィルターを通して、世の中で守るべきこと、やらねばならないこと、礼儀作法を教えてくれた。(P.30)

金の卵にするか、ふみにじるか。

この料理は、現社会の反映のようなものだと、僕は思います。(P.33)

あたり前の顔をしてすごいというのは、能く考えた結果だと思います。

料理も、もちろん 、人間もです。(P.40)

十皿の料理 コート・ドールで学んだこと

この本は斉須さんの料理のレシピ本であり、人生をどう生きるかという哲学本でもあります。

斉須さんの言葉に触れて、料理とはただ食材を調理することではないんだと分かりました。

自分の人生をどう生きたいか、生きるうえで自分がなにを大切にしたいのか。

そういう自分らしさを表現し、誰かと繋がることが料理なんだと思いました。

十皿の料理 コート・ドールのまとめ

十皿の料理を通して、斉須さんの人間性を味わうことができ、心が元気になりました。

斉須さんの友人、ベルナールさんとのエピソードも素晴らしかったです。

僕は普段料理をしないのですが、そんな僕でも楽しめました。

 

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